ご相伴にあずかる
乾杯!
もう今年もあとちょっとだ。
早いよねぇ。
どうしたって、進むしかないからだね。
苦しいときは意味も見いだせず、楽しいときは意味なんて求めず堪能するだろうが
ここに共通するように、
それでもやるしかないんだよな。
これで楽ばかりと算段をふんだのに、苦がやってくる
行動の結果を狙ったのに思う通りの報酬がやってこない
意欲を失い、嫌悪の炎に焦げつくのか
この世は苦ばかり(その口は全てを覆わない)
ここまでもってしても、苦楽は分からない
行動の結果となる報酬を期待せずにやってきた
意欲はスタート地点と変わらない、嫌悪の炎は水に沈んだ
この世は楽ばかり(その口は全てを覆わない)
~ ~
なんだよ、周りの話をきけば苦ばかりじゃないか
そんな簡単じゃないんだよ
わかってるよ、わかってるんだよ
うんうん苦悩してきて、挫折して沈んだ
それでも、それでもどうにかこうにか、信じてみようとおもって
進んできたんだよ
~ ~
時に安住して
時に奮闘して
悩み、葛藤、そして懊悩のすえ
乾坤一擲の意志が
自らをぐれんとひっくり返す
世間も賑わう
その手に掴んだものも、いつかは放つときがくる
飼い馴らすのも大変だっただろう
しかしね、それに救われるのだから、捨てたものでないだろう?
絵描きは絵に救われるように
唄うたいは唄に救われるように
嗚呼という日がくる
絵をデザインで掴めば、建築も、芸術も、文化すら同じ
唄を五感で掴めば、あなたの声すら、生みだす音すら同じ
想像の姿がワクワクする心を呼ぶ
春はまだかと心の張るときをまつ
鐘を鳴らす
炎を立てる、走らす
年を重ねて玉串のゆれる重みを感ずる
生きとおし
時間は無償の揺り籠を与えつづける
闇は永遠の夢を語らせる
生類のぬくもりが
冷たく固まった想いを解凍するとき
その目は涙にぬれて、夢は現実になる
このとき口は黙して、心に雷響く
くる年新年
あらたまり、私たちは水を口に運ぶ
大晦日と定めても
世は定められんね。誰が定めてくれるよ。
あなただよ。私だよ。
すべてに備わっている。
もうすぐそこだね。
さあ、どう過ごしましょうか。
楽しく過ごそう。
味わおう。
すぐに馴染める
楽しい酒の席
苦労遂げて茶の席