不自然のなかをわけいる

 

なにをみて不自然、、と感じるでしょうか。

 

 

店先に白ゆりの花が瓶に放り込まれていました。

山深い谷や、湧き出る清水のほとりに咲く 白ゆりの香り

花にはそんなイメージをもっている。

 

 

花屋の切り花は、放っておいても来年また咲くという

わけにはいかない。根っこがない。

 

それでも水を精一杯吸い上げて花弁をひらき、ちらすだけの命がある。

 

 

永続するものには、永続させるだけの理由がある。

自分の意思とは無関係に、だれかの意思だけで

我慢してきた努力は、いずれ草臥(くたび)れてしまう。

命令されて、無理強いされて始まったことは

万が一転んだ時それなり になる。

 

無理をしたら、肩が凝ります。

それは何か不自然に立ち向かっていたからであって、自分のしたいことではないから。

 

 

 

自分の物差しだけで、相手(無機物・生物)に自分を重ねる時、図々しいほどに相手の命を忘れる。

 

あの花を、枝を折らずに帰ってよかった

惜しまれる

 

遠慮がすぎたか

でも、これでいい

 

そんな図々しい無意識を知っている人こそ、人目につかずとも相手を敬える。

 

内面はすぐ見えないものですが、真実がつまっている。

よく見たほうがいいです。

自他ともに、見落とすには惜しいことが存外あります。

家庭にすら、よく忍ばれましたねとお声掛けしたくなる面もある。

 

見方を変えれば

「やり直し」は、とてつもなく楽しい趣味です。

 

 

 

話を変えます。

ある会話より 

 

師になりたくない。というのは真っ当なことだとおもった。

意見できる仲なら、友くらいがいい。

たぶん、師もそう呼ばれたくない。

弟子なら自分の影に添ってついてくる。

その弟子は自分が動いたように 包み隠さず、一途に寄り添っている。

 

ひとり静かに

立ったとき実感する

光が差して、その関係に気づく