祈りと鎮魂
9/15 前回の日記では翁について
今回は続きとして、2つほど、前回日記の参考文献をご紹介します。
ひとつ
能の演目『翁(おきな)』について参考にしたリンクページ
演目『翁』は、 終始一貫して祈りが主題 という珍しい能だそうです。
「the能ドットコム」 ↓
≫能面辞典≫翁面へ
https://www.the-noh.com/jp/index.html
ひとつ
>
日本昔話からなのか。。
「昔々あるところに」からスタートして「めでたしめでたし」と幕を下ろす
あのスタイルに馴染みすぎたからか。。
次回作のないまま、そういうお伽話をループしている。
人は成りきる(面を被る)ことで、そのキャラクターになり
勢いづくものだけど、「借りもの」であることに変わりない。
>
――――前回日記より
2002年に太宰府市商工会を主体に結成された覆面和踊り集団
≫『MAHOROBA』へ
http://dazaifu-mahoroba.ne.jp/
これらから構成してみました。
能については、ほかサイトでは「萌え」と紹介されているところもあって楽しいですよ。
日本の感性、感受性って面白いです。
最近はじめて使ったのですが、ネットスラングの「w」(草)。読み方は「笑」。
思うところがある方もいるでしょうが、まずこの感性は面白い。
w、草、竹、、、笑えないという意味の「石」まであるそうで。
自然物に例えるのは、対の時代とされるほど象徴的な 平安時代 にも似ています。
貴族豪族社会にあって花鳥風月を生み、相互にからみ、真名(まな)と仮名(かな)があらわれました。
和漢入り乱れるなか、万葉仮名があみだされて、その書体、楷書と行書は
なんども書き写していくごとに字体がくずれてくると、「草」(そう)と呼ばれ。
やがて平安期に定着して、いわゆる平仮名が登場します。
息づいてきた書の呼吸について、この時代からプロデュースしていたのは
歌詠みは次第に市井へ流れて
多くの人々が口々に物語り、その後えんえんと続いていった
梅と心を遊ばせていた菅原道真公も、この大きな流れをながめていたのでしょうか。
「言霊の幸はふ国」は、けっこう換骨奪胎を繰り返していますね。
そりゃ、〇〇っぽいとか〇〇風と感じられるわけです。
何事もやんわりと、あやふやにしがちな 風 でもあるし
突飛なことで時代を突破したりする
これは底に眠る魂も、気になって仕方がないでしょう。