澡浴

波上宮


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海に詣り白砂と潮の感触をたしかめる


背後は絶壁 波の間際まで近づいて
音を唯一の頼りにして深呼吸でもすれば


身のひとつ、なんの造作もなく引き込めるだろう
自然にすっかり感じ入る






「ねーねー」

男の子が顔をのぞき込む。

「これ、あげる。」


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一瞬なんのことかと思ったら、潮干狩りでとったらしい貝を渡してどこか行ってしまった。




こんな出会い方もあるもんだ、と
なんとなく忘れそうにない この日を記録して
夜、あなたとまた会いましょうか。


いい月です。