2021-02-04 澡浴 波上宮 海に詣り白砂と潮の感触をたしかめる 背後は絶壁 波の間際まで近づいて 音を唯一の頼りにして深呼吸でもすれば 身のひとつ、なんの造作もなく引き込めるだろう 自然にすっかり感じ入る 「ねーねー」男の子が顔をのぞき込む。「これ、あげる。」 一瞬なんのことかと思ったら、潮干狩りでとったらしい貝を渡してどこか行ってしまった。 こんな出会い方もあるもんだ、と なんとなく忘れそうにない この日を記録して 夜、あなたとまた会いましょうか。 いい月です。